乳がん

非浸潤性乳管癌(DCIS)の治療法

マナ女

乳がん宣告を受けてからはショックと悲しみに襲われている中、今度は具体的な治療法についての話し合いを始めていきました。

先生からはスタンダードな治療法だと全摘出というお話でした。

それも踏まえてわたくしマナ女はがん宣告を受けた病院で2つの治療法を提示していただきました。

先生から教えていただいた2つの治療法と、それぞれのメリット・デメリットを併せて紹介していきます。

非浸潤性乳管癌(DCIS)の治療法について

わたくしマナ女の場合、非浸潤性乳管癌という超初期のがんとはいえ、全摘出になるとのお話でした。

超初期なのに全摘出って信じがたいですよね。

先生曰く、全摘出が今の医学では最もスタンダードな治療法であり、部分切除(乳房温存)という選択肢もあるがあまりお勧めできないとのことでした。

全摘出をした後は、そのままにするケースと再建するケースがあります。

再建とは全摘出した乳房を作り直す(もともとの乳房の形に戻す)手術になります。

わたくしマナ女の場合は、全摘出であればそのままにするという選択肢は最初からなかったため、全摘出の場合は再建する方向での治療法の話になりました。

そして全摘出は通常、乳頭乳輪も切除するものですが、わたくしマナ女の場合は希望があれば乳頭乳輪を残す方法もとれるとのことで、主治医は2つの方法をお話ししてくださいました。

①乳頭乳輪温存乳房切除+センチネルリンパ節生検→同時再建or二期的再建

まず1つ目は、乳頭乳輪を残した全摘出とセンチネルリンパ節生検を行う手術です。

摘出と同時に乳房再建を行うことを同時再建といい、摘出後期間をあけて(半年後以降)後日乳房再建を行うことを二期的再建といいます。

この場合、乳頭乳輪を残すため、胸の横や下にメスを入れることになります。

また、再建方法にも「自家組織」と「インプラント」の選択や、自家組織の場合はどの組織を用いるのか(お腹・背中)などの選択肢がありました。

部分切除よりも形がきれいになり、病理検査次第で術後は無治療でも大丈夫とのことでした。

センチネルリンパ節生検とは、乳がん細胞が最初に転移する脇下のセンチネルリンパ節に転移していないかを調べるものです。もし転移していた場合はすべてのリンパ節を切除する「腋窩リンパ節廓清」を行う必要があり、手術中に行うものなので術前におおよその予想はできますが、手術してみないとわからない部分です。

わたしの場合はおそらく転移していないのですべて取り除く可能性は低いとのことでした。

➁部分切除+放射線照射(5週間毎日)

次に2つ目は、がん細胞の部分のみを摘出する手術になります。

この場合、残った乳房からの再発防止のために術後放射線照射を5週間毎日通院にて行うことが必要になるとのことでした。

ただ、この➁の場合は①よりも再発のリスクがあること。

また、部分切除とはいえがん細胞の周りをのりしろのように大きめに切除します。

そのため、わたくしマナ女の場合、腫瘍の大きさが3~5cm程であるので手術の関係上ほぼ半分くらいの切除が必要になり形が大幅に崩れてしまうというお話でした。

①乳頭乳輪温存乳房切除+センチネルリンパ節生検→同時再建or二期的再建のメリットとデメリット

【メリット】

・摘出後に再建をすることで自然な乳房を作ることが出来る

・術後の病理検査で非浸潤の確定、あるいは浸潤していても少しであればその後は無治療で大丈夫

・再発のリスクが部分切除より少ない

【デメリット】

・全摘出後に再建をする場合、手術時間や身体的負担がかかる

・二期的再建の場合、術後半年後以降の再建になるため手術を2回受けなければならない

・再建後、乳頭乳輪の壊死や位置ずれのリスクがある

➁部分切除+放射線照射(5週間毎日)のメリットとデメリット

【メリット】

・部分切除なので身体的負担が少ない

【デメリット】

・形が大幅に崩れてしまう可能性が高い

・術後に放射線照射を受けに5週間毎日通院しなければならない

・再発のリスクが全摘出より高い

①と➁を比較した結果

先生の話を聞いた結果、

わたし自身も「①乳頭乳輪温存乳房切除+センチネルリンパ節生検→同時再建or二期的再建」なのかなと思うようになりました。

ただ、マナ板なみに胸がないペチャパイ女子ではあっても、やはり突然胸がなくなるという話しはかなりの衝撃とショックがありましたΣ(゚Д゚)

将来子供をもちたいと思っていましたし、手術だけで終わる可能性があるなら全摘出でも仕方ないのかなと。

全摘出したとしても再建という作り直す方法もあるから、乳頭乳輪を残せるならショックを抑えられるかな、など色々考えてみました。

乳がん経験者の方のブログや記事も多数読み、各病院が提示している治療法などもたくさん読みました。

けれど人により進行度合いや腫瘍の大きさは異なりますし、はっきりわたしと一致しているものは見つけられませんでした。

そこで他の病院の意見や治療法も聞いたうえで決定したいと思い、セカンドオピニオンを希望しました。